【自己紹介】長田裕也

はじめまして、北海道大学化学反応創成研究拠点の長田裕也です。本領域の代表を務めております。私は元々高分子化学の領域から研究をスタートし、その後有機合成化学、自動有機合成の分野に展開してきました。有機化学反応によって生み出された様々な化学物質は、いまや現代社会に不可欠な存在となっていますが、一方でこれらの物質は元素の膨大な組み合わせのごく一部に過ぎず、人類は未踏の領域を多く残していると言えます。

化学情報学分野においてある条件下で考えうる全ての化学物質の集合を「化学空間」と呼びます。単純な基本骨格から誘導可能な化合物群から構成される化学空間でさえ、数億種類の未知化合物を含んでおり、これまでの方法では取り扱うことが非常に難しいと考えています。本領域では、巨大化学空間から有用化合物を取り扱うための新たな学理を構築し、実際に新規機能性分子の発見を目指します。

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この記事を書いた人

学術変革領域研究(B) 「巨大化学空間」の領域代表者です。
北海道大学化学 反応創成研究拠点 特任准教授。
ロボットを使った自動有機合成について研究しています。

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